大判印刷豆知識
A4やA3など用紙サイズは、元々はどこの国の規格サイズでしょう?
- 1. アメリカ
- 2. ドイツ
- 3. フランス
- 4. オーストラリア
A判は昭和4年にJESで定められた企画サイズです。当時の使われていた菊判、
四六判のサイズの用紙を使うのに便利なサイズとしてドイツの規格サイズを取り入れ、
国際規格に統一させたサイズです。
B判サイズは日本特有のサイズでA列サイズの1.5倍の面積の紙になっています。
というわけで、今回の答えは「2」のドイツでした。
レーザープリンターとインクジェットプリンター、大判印刷に適しているのはどっち?
- 1. レーザープリンター
- 2. インクジェットプリンター
レーザープリンターと言えばオフィスで出力するときに、ほとんどの会社様で使用しているプリンターです。
インクジェットよりも高速なものがほとんどで、仕上がりもある程度美しく出力できます。
両者の大きな違いと言えば、紙に印刷するまでの仕組みとランニングコストです。
仕組みについて、レーザープリンターはトナーという色粉を感光体という部品に付着させ、版画のように紙に転写する仕組み、
インクジェットプリンターは紙に直接インクを吹き付けて印刷する仕組みです。
そのため、インクジェットプリンターは、より鮮明な色を出すことができ、超高画質な写真プリントをも可能にしています。
コスト面で言うと、レーザープリンターのトナーはインクジェットのインクよりも高価ですが、
枚数が多く刷れるため、一枚当たりの印刷単価はレーザープリンターの方が優れています。
また、技術の進化にともなって、レーザープリンターのトナーも近年低価格化が進んできております。
そのため、文書を多く出力するオフィスではレーザープリンターを使用するのが一般的となっています。
大判ポスター印刷は色の鮮明さが重要になりますので、出力にはインクジェットプリンターを使用します。
※大判マスターでは2台のインクジェットプリンターをもって、お客様のイメージを超美麗印刷で出力しています。
というわけで、今回の答えは「2」のインクジェットプリンターでした。
「CMYK」と「RGB」、印刷に適しているのはどっち?
- 1. CMYK
- 2. RGB
イラストレータにしてもフォトショップにしても、カラーモードには注意が必要です。
本人は意識しなくとも、作成されたデータはRGBまたはCMYKになっているはずです。
その違いとして、RGB(レッド/グリーン/ブルー)は幅広いカラーに対応しており、
CMYK(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)はRGBで表現できる色の一部に対応できません。
印刷機は基本CMYKをベースに作られており、
家庭用印刷機のインクをご覧いただいてもCMYKで表示されているものがほとんどです。
(※特殊なインクでRGB用インクというものも存在します。)
Point
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RGBは光の三原色と言われ、PCのモニターやデジカメなどで使用されます。
※三色の光が白い紙にあたるイメージ。 |
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CMYKのうち、CMYは色料の三原色と言われ、重なったところは暗くなっていきます。
※三色の透明フィルムを重ねるイメージ。 |
三色の丸い光を重ねると、重なったところが薄くなっていき、三原色の三色が重なると白色になります。 |
この三原色が重なると限りなくクロには近づきますが、完全な黒にはならないため、この三原色と別に用意された黒(K)をあわせてCMYKと言われています。 |
印刷機はRGBのカラーモードで作られたデータを受け取ると、それに近い色をCMYKの中から代替えして出力しますが、
大元のカラーに比べると若干くすんだ感じに見えたり、場合によっては未対応の部分だけ出力されないということもあります。
そのため、弊社の大判印刷に限らず、印刷業界ではCMYKで入稿するのが通例となっています。
今回の答えは「1」のCMYKでした。
大判印刷の「大判」のサイズとは?
- 1. A3サイズ以上
- 2. B3サイズ以上
- 3. A2サイズ以上
大判印刷とは普及しているプリンターには印字できない、大型の印刷物のことを指し、一般的にはA2サイズ以上が「大判」になります。
(※大判マスターでは最小A3から取り扱ってます。)
当然ポスターや看板は、大きいものほどインパクトがあるため、広告効果も全然変わってきます。
屋内の場合配置も関係しますが、その場所で一番PRしたいものがあるなら、大判出力したA2以上のサイズのポスターでPRするのが効果的です。
というわけで、初回となる今回の答えは、「3」のA2サイズ以上でした。
いかがでしたか?
一般的にはなじみのない豆知識を、ひと月に一度出題していきます。
また次回をおたのしみに。