画像や文字が印刷される仕組み

印刷された画像が形成される仕組みを順を追って解説していきます。

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    画像を形成するドットについて

    ドットの説明画像

    ヘッドノズルから噴出したインクは紙などのメディアに着弾したあと、浸透し定着します。
    定着したインクがドットを形成し、このドットが大量に集まって人の目からみて画像として認識出来るようになるわけです。
    ドットは画像や文字を印刷する一番基本的な点という事が言えます。



    インクの着弾とメディアの関係

    ヘッドから出たインクがメディアに到達した事をインクの着弾と言います。
    着弾したインクはメディア表面で広がり、この広がりはインクの慣性力と表面張力、粘緑性で決まります。
    またメディアの平滑性によっても異なってきます。表面が平らなメディアならな円状のドットになり、表面が粗いものだといびつな形のドットとなる事が有ります。
    したがって、光沢紙や半光沢紙などは表面が平に近いメディアできれいな円状のドットとなり写真などの仕上りも高品質に仕上がります。
    また、表面の比較的に粗いメディア、コピー用紙やマット紙などは写真などの仕上りも粗く繊細さがかける傾向になる事があります。
     先に着弾したインクがメディア状に定着し切らずに残っている場合にインクの飛び散りが起こる事があります。インクの飛び散りはヘッドノズルが高すぎる(メディアとノズルの距離がある)程起こりやすいので、メディアに適切なヘッドノズルの高さを調節する必要があります。



    インクの定着と用紙の違いによる特徴

    インクはメディアに浸透することによって定着しますが、これは光沢紙などの表面にインク受容層を塗布しているような専用紙に印刷した場合などに、浸透性が高く作られているインクで印刷した場合に起こる現象です。
     しかし、浸透性が低いインクで印刷すると着弾したインクはすぐには浸透しません。特にコピー用紙などにはインクがにじまないような加工がされておりインクの浸透に時間がかかります。これは用紙の用途にボールペンなどで文字などを書く場合に線がにじまないように加工されているからです。
    こうしてコピー用紙のようなメディアの場合はインクは用紙の表面層ではなく紙繊維の中に浸透し定着します。
    また印刷された画像の境目を拡大して見てみると、コピー用紙などの場合は繊維質内にインクが定着するので繊維にそって境界が毛羽立ったにギザギザになってしまう事があり、この現象をフェザリングといいます。フェザリングは多かれ少なかれどのメディアにも起こりますが、インク受容層の加工がなされていないコピー用紙などの普通紙と呼ばれる物には特に顕著にあらわれる特徴があります。
    コピー用紙など場合はインクが浸透しやすいので繊維の奥までインクがしみ込んでしまい、裏抜け俗にいう裏写りが起こりやすくなります。これは片面印刷の場合にはあまり問題になりませんが、両面印刷の場合はインク量を抑えたり浸透性の低い物で印刷する必要があります。



    人の目からみて画像や文字として認識され仕組み

    人の目からみて画像や文字として認識されるためには、上記の説明で書いた小さなドットが集合して写真などを形成する必要があります。
    インクジェットで印刷されたポスターをルーペーや顕微鏡で覗いてみると、無数の点が見えるはずです。ピンクの個所は赤の点、青い個所は青の点、というように印刷されていて、色の濃度はドットの大きさと密度によって決まります。
    例えば青が50%の濃度の場合は紙の元の色である白(インクが着弾していない部分)の面積が50%、青のドットの集合体の面積が50%の振り分けとなってます。
    このような様々な色のドットの集合体をを遠くからみると画像や文字として人の目には見える仕組みになっています。